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私が出会ったEvangelista③ 長崎県 A 様

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苦しさを感じていた幼少期

 

私、今から44年前に長崎県諫早市で生まれました。

両親はどちらも熊本出身ですが、結婚を機に父親が転職をして諫早に引越しました。

 

幼少期は、読書とお絵かき、空想が大好きなメルヘンな子供でした。

 

私は、一人で家で遊ぶのが好きだったのですが、父親はそんな私を内向的過ぎるのではないかと心配しておりました。

 

その為、家で一人で遊んでいると、外で友達と遊ぶようにと、何度も家を追い出されました。

 

私は、運動音痴で、外での遊びのかけっこやソフトボールなど、何をやってもうまくいかず全く楽しくありませんでした。

 

なので、家を追い出されると、友達とは遊ばずに、一人で家の裏に隠れていました。

 

父親は、事ある度に、私の性質を生かさず、意見を聞く事もなく、自分の考え、思いを強要するようになりました。

 

母親は私の気持ちを分かってくれていましたが、父親に逆らう事は出来ませんでした。

 

父親は、私が父親の思い描く人物にならない為、言葉で言っても分からなければ、体で分からせようと暴力をふるうようになりました。

 

暴力は私だけではなく、母親と2つ下の弟にも及ぶようになりました。

 

私は元々、おとなしい子供でしたが、さらに心を閉ざし、内向的になっていきました。

その後、父親とは高校卒業するまでずっと、このような関係が続いていきました。

 

話す事もほぼなく、一緒の家にいて息を吸う事も苦痛でした。

 

 

こんな精神状況のため、学校でも発言が出来ず、友人も、ほとんどいませんでした。

小学校5.6年の時には、いじめに合いましたが、先生にも親にも言えず、ひたすら耐えました。

 

この頃、私の様子を見かねて、親戚の子供のいない家庭への養子になる話しが出ました。

 

しかし、親戚に対しても心を開く事が出来ず、この話はお流れになりました。

毎日、自殺を考えていましたが、死ぬ勇気もありませんでした。

 

 

中学に入ってからは、環境が変わり、いじめはなくなり、仲良い友達も数人出来ました。

 

家庭内では、あいかわらずの毎日でした。

 

勉強は、父親にスパルタで教わっていた為、成績は優秀でした。

 

高校は、地域で一番のところに入学出来るレベルでしたが、あえて離れた新設校に入学する事を選択しました。環境を変え、自分を変えたかったのです。

 

しかしながら思惑は外れ、田舎の堅苦しく真面目な校風に馴染めず、もんもんとした学校生活をすごしました。英語が好きだった為、大学の英語科への進学を予定しておりましたが、精神的に不安定な為、受験間際に問題を起こし、受験は全て失敗致しました。

 

 

親は、実家から通いの就職を望みましたが、何が何でも家を出たかった為、父親に頭を下げて、福岡の英語の専門学校に入学しました。

 

 

それからは、今までの実家での抑圧からようやく開放され、弾けました。

 

毎晩のように遅くまで遊び、服装も派手になりました。

 

友達もたくさん出来て、楽しい毎日でした。就職してからも頻繁に飲みに行き、給料は、飲み代と洋服や化粧品代に使い果たしていました。

 

 

将来の事は何も考えず、今が楽しければいいという気持ちでした。

 

 

恋愛面では、20代後半の頃に5年付き合った彼と、婚約、同棲をしました。

 

人生の中で一番深いお付き合いの方でした。ですが、結婚間際に私の気持ちが冷めてしまい、一方的に家を出てしまいました。それから数年、相手はずっと待っていてくれましたが、私の気持ちは戻りませんでした。

 

 

その後、30代半ばで付き合った方とも結婚を意識しての付き合いでしたが、またしても自分と相手の気持ちを信じられず、別れてしまいました。

 

 

その後は、母親の薦めで、結婚相談所や婚活パーティーに通い、たくさんの出会いがありましたが、どれも長続きはしませんでした。

 

 

相変わらず自分に自信が無く、自分を好きでは無いのですから、恋愛がうまくいくはずもないですね。

 

 

仕事は、学校で学んだ英語は生かせず、別の仕事につき、何回か転職しました。

 

 

性格上、日本語でも発言する事がままならないので、英会話はさらにハードルが高いものでした。

 

 

受付→マッサージ、エステ→現在の営業事務

 

 

マッサージやエステの人を癒す仕事がやりがいがあり好きですが、自分の体調を損ねてしまい、辞めました。

 

 

自分が一線に出て行くタイプではないので、人のサポートをする仕事が向いていると思います。

 

 

現在の心境としては、若い頃からの将来設計が甘く、今、この歳になり、不安におののいています。

 

 

実家を出た開放感で、楽しく遊ぶ事しか考えておらず、気づけば、この歳になっていました。

 

 

Evangelistaとの出会い

 

短いサイクルでの恋愛の繰り返しは、自分の自信の無さだと思います。

 

 

自信の無さは、子供の頃のトラウマが関係しているという思いがずっとあり、本などを読んで自分なりにずっと考えて来ましたが、自分一人では解決出来ず、あきらめていました。

元々、人の話を聞いたり、知らない事を知ることが好きで、福岡にあるテンジン大学に通うようになり、恋愛のセミナーで、講師として来られていた、健さんと出会いました。

 

 

マンツーマンで悩みに向き合ってくれ、長年の悩みを払拭するチャンスに、今度こそ変わりたいという思いでいっぱいになりました。

通うと決めるも、またしても後ろ向きな気持ちのくせが出てしまい、通うことを躊躇する場面がありました。

 

 

漠然とした不安を一つ一つ、丁寧にほぐすように会話をする事で安心感を得ました。

 

 

また、これまで自分の気持ちを無視して、なんとなく生きてきた事が明るみに出ました。

 

 

現実を受け止める事は辛かったですが、もうやるしかないと腹をくくる事が出来ました。

恋愛のセミナーだったので、その頃に付き合っていた彼のことを相談すると、彼は自分勝手な人で、すぐに別れるべき人だと理解出来ました。

 

 

今は恋愛よりも、まずは自分を変えて、自分を大事にして、自信を持つ事を目標にしています。長年のくせは、なかなか抜けず、あせる気持ちはありますが、一度に大きく変わる事よりも、まずは自分をしっかりと見つめなおそうと思います。

 

 

 更なる転機

彼と別れるべきと理解は出来たものの、今までの癖が抜けず、ずるずるとグレーな関係を続けていきたいという気持ちが生まれ、別れるのには思い切りが必要でした。

 

 

別れた後は、健さんと一緒に自分の気持ちに向き合う練習をしました。

 

 

一人だと出来なかった事が、一緒に考えて応援してくれる人がいるという心強さで、頑張ろうという勇気が出ました。

 

今まで自分の気持ちを封印して生きて来たので、自分がどんなに我慢して、辛い思いをしているのかも、分かっていませんでした。

 

少しずつ感情がほぐれ、言葉にならない様々な感情が押し寄せ、ただただ涙が溢れました。

 

自分の感情が芽生えた事で、父親に対する憤りが再燃し、次に会った時は、絶対に今までの恨みつらみをぶつけてやろうと決意しました。

 

お盆に会った際、父親の顔を見ると、意を反して、怒りの感情がすっと抜けていきました。

幼少期からの何十年にも及ぶ、怒り、その他、もろもろの感情があっけないくらい簡単に無くなったのです。

父親の事を大嫌いと思っていましたが、本当は好きなので認めてもらいたいのに、叱られてばかりで寂しくて辛かったんだなぁと今では思えるようになりました。

 

自分でも信じられませんが、これは健さんのサポートが無ければ、起こりえなかった事です。

 

健さんに、幼少期からの私に対する父親の行動を話した際に、父親は私をとても愛しているというのです。

私はずっと嫌われていると思っていたので、180度違う考えに目からウロコが落ちました。父親の厳しさは、愛情表現だったのです。

 

 

それに伴い、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

 

この事を聞いた後に父親に会う事で、愛情を実感出来たのだと思います。

 

今までフォーカスしていた父親への感情がフラットになると、次は母親への思いに気持ちが移行しました。

 

父親に比べると、優しく私に理解があると感じていましたが、客観視すると、父親のように暴力をふるわないだけで、私を自分の思い通りにコントロールしている所があると感じました。

 

これも健さんに話して分かった事ですが、母親とのこの関係性は私のコミュニケーション不足から来ていました。

 

父母の言うことは絶対で、この歳になっても、ずっと全てイエスマンで来ました。

 

自分の思いを伝えようとしていないので、私の気持ちが分かるはずもないですね。

 

母親の意見も聞きつつ、自分の意思を伝えるように試みました。

 

結果、すんなりと私の気持ちを尊重してくれるようになりました。

 

今までの独りよがりの頑なな思い込みは、何だったのでしょう。

 

文章に書くと、簡単な事のようですが、コミュニケーションの取り方を練習して来なかったので、やり方も分からず、自分の殻に閉じこもり、ずっと孤独でした。

 

 

少しずつ、自分の気持ちを相手に伝える事が出来始め、今は人とコミュニケーションを取る事が楽しいです。

 

 

また、今まで私の事を分かろうとして下さった方々に、寂しく悲しい思いをさせてしまったなぁと申し訳なく思います。

 

過去は変えられないですが、考え方次第で過去の感情は変えられるし、今まで出来なかった分、これから周りの人たちに愛を伝えていきたいと思います。

 

 

今後は、人間関係の他に、お金や仕事等、今まで放置していた分野がたくさんあり、まだまだ勉強する事が山積みです。

 

 

これから、もっともっと成長していく私が楽しみです。

 

 

乞うご期待!

 

長崎県 A 様